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2006年12月31日 (日)

知床に来たことありますか。

今年4月に開設した「知床からよろしく!」も皆さんの温かいご声援のもと無事本年度の最後までやって来れたことを感謝しています。

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ブログは始めて良かったと心からおもっています。

素晴らしいたくさんのお仲間ブロガーとも知りあえ充実した毎日を過ごさせていただきました。

私事ですが、今年は人生を左右する悲しい出来事が年初めから続きブログを始めた事は俺にとってとても素晴らしい時間となりました。

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まだ知床連山に積雪が残る春先の知床五湖

寂しさや悲しさを忘れさせていただけたのも皆さんの心温まるコメントや数々の素晴らしいブログとの出会いがあったからです。

開設当初はまだまだ方向性も決まらない一年生ブログに皆さんからはたくさんのエールもいただきここまで来れたのはひとえに皆さんのお蔭とおもっています。

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まだまだ未熟な当方ブログ「知床からよろしく!」ですが、どうぞこれからも長いお付き合いをよろしくおねがいします。

時には知床を抜け出しての記事もありましたが、来年も精力的にいろいろとまわる予定でおります。

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こちらは、夏に訪れた 神秘の湖 摩周湖

ブログ趣旨はあまり変わりませんが、いろいろと新しいことを取り入れいっそう皆様に愛されるブログを目標にやっていきたいとおもいます。

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どうか皆さん来年も良い年でありますように知床からお祈りします。

明日のブログ更新へ活力励みとなりました。

どうぞこれからもよろしくお願いします。

2006年12月29日 (金)

知床の海 2006!

今年4月に開設となった「知床からよろしく!」も皆さんのエールのもと無事ここまでやってこれました。

大晦日まで精力的にブログ更新をと今のところ計画しております。

ブログの管理人が漁師で目の前には大海原が広がり自ずと題材はに関するものが多い内容となりました。

そこで今日は、多かったついでに「知床からよろしく!」海バージョン集大成としていこうとおもいます。

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↑2006.4.28 ブログ開始直後に撮った春先の海です。

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↑2006.4.28 知床連山最高峰チャチャヌプリ(羅臼岳)は、まだまだ真っ白!

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↑2006.5.13 雪は相変らず、その知床連山に朝日が反射し半島をピンクに染める。

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↑2006.6.5 海上から雪化粧の知床半島を先端まで狙う。

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↑2006.6.5 この季節、海鳥がえさを求め海上を飛び回る。

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↑2006.5.26 こちらは、知床半島裏側のウトロを知床横断道路から撮りました。

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↑2006.5.3 わが羅臼町の港とその先に広がるどこまでも青い海!

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↑2006.5.21 知床五湖へむかう途中の景色です。

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↑2006.5.26 春先は気温の関係で朝早くには国後島もピンクに染まる。

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↑2006.5.26 この景色の中での漁は、まるで幻想世界に来た感じがする。

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↑2006.5.31 荒れ模様になる前日くらいには半島が不気味に青くなる現象も・・・

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↑2006.6.1 やはり次の日にあたる今日は大時化、北西からの突風が!

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↑2006.6.1 船の操船中にも正面から荒波が牙をむく!!

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↑2006.6.3 知床に住んでいると「空の色は」と質問されると、青とピンクと答えてしまう。

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↑2006.6.5 日の出前から、操業は始まっている。

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↑2006.6.5 この時期に入っても山々はまだこの通り。(内地ではこの日気温30度の所も)

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↑2006.6.12 手を合わせたくなるような日の出が労をねぎらう!

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↑2006.6.26 やってきました。道東名物ガス(霧)船先10mの灯台と岸壁がボヤケル。

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↑2006.6.26 沖では、すぐそばにいる仲間船団の船も誰なのか目での確認が難しくなる。

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↑2006.7.3 知床には青い海とピンクの海が、他で見れますかオレンジの海にも出遭える。

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↑2006.7.3 こちらは定番のピンクに染まる海。

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↑2006.7.2 水平線に沈む夕日(ウトロ側)

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↑2006.7.3 ピンクは知床では不思議な現象とはいえないかも?

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↑2006.7.19 やっと知床にも夏がやってきました。(昆布漁初日)

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↑2006.7.26 この時期の知床の海は空と同化し国後島が無ければ見分けが難しいかも。

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↑2006.7.29 山の深緑が海にも反射して海も深緑に!

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↑2006.8.24 管理人の船、昆布を採り終わったところです。

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↑2006.8.26 夏にふさわしい強い日差しに照らされる海上(ウトロがわ)

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↑2006.10.17 秋漁の始まりです。(この時期は知床も秋晴れがつづく)

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↑2006.10.17 山にはまだ雪は少ない!

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↑2006.10.31 気温の落差の激しいこの時期特有の現象「燃える空」

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↑2006.10.31 全てを真っ赤に染める!

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↑2006.11.18 11月突入後は知床連山麓近くまでこれだけの積雪が!

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↑2006.11.19 国後島の裏側、根室側が今日は焼けているようです。

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↑2006.11.23 秋のもう一つ名物がこの羅臼おろしと呼ばれる超強風!

(最大風速40m/s)

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↑2006.11.23 この風がやっと凪たころ海には虹も・・・

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↑2006.11.26 四季の全てが混ざり合ったような風景!

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↑2006.12.26 元旦にもこのような綺麗な日の出を見たいです。

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↑2006.12.27 切り揚げは穏やかな好天に恵まれ知床の海も素晴らしい景色を最後に見せてくれた。

紙上に載せきれなかった写真も数多くありました。

残り少ない本年をどうぞよろしく!

また、来年もどうぞよろしくおねがいします。<(_ _)>

2006年12月28日 (木)

キングサーモン♪

先日の記事でお伝えしたマスのスケ(キングサーモン)を今晩食べます。

と、いうか食べてきてしまいました。(^_^;)

旨かった!!

数年ぶりに味あう自分で獲った獲物の味は格別です。

余談になりますが、その少し前に獲ったキングサーモンは、俺の口には入っておりません。

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↑これは、前回捕獲したものです。

こちらは、若い衆たちの弁当のおかずに入れたり、日頃お世話になっている御近所の皆さんにお裾分けです。

やっとやっと念願かなって俺の口にもあの重さ15キロの大物が入ります。

これだけの大物を地元以外で手に入れようとしたら、今の時期間違いなく8~10万円はすると思います。(我を忘れて自慢してます。)

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今晩は、お刺身にしていただいてみました。

脂ののりが最高♪

口に入れると、噛む前にとろけてしまいます。

そしてその甘みのある身の味と山葵醤油のかもし出すハーモニーは天下一品。

どこぞで聞いたことのある一節だな・・・

皿に昆布をひきその上にお刺身にしたキングサーモンのとりあわせはベストマッチング!

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ひきつめられた昆布からは良い香りが漂ってきています。

ブログから香りを伝えられないのがとても残念です。

羅臼天然昆布はその酷のある味や肩幅の広い立派な形にも定評がありますが、他所の昆布との大きな違いは、その香りにあり料理を目で楽しみ舌で味わい、嗅覚でその香りを楽しみます。

ではでは、皆さん失礼していただきます。

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この身の色はまさにピンクといったところです。

サーモンといいましても、そのへんのお鮨やさんに出回っているサーモンとは、まるで出何処も種類も別物です。

確かに本格的な老舗のお鮨やさんや高級料亭ではこのサーモン(キングサーモン)が使われていますが、ほとんどのお店に出回っている通称サーモンという名のお刺身用の魚は、サーモントラウトと呼ばれる輸入物の養殖魚が多いです。

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いや~旨かったです♪

一人で楽しんでごめんなさい。

今晩はお刺身と日本酒でした。

次回は、キングサーモンのステーキとワインでいってみようかな^^♪

切り揚げました。

昨日、27日に無事最後の網を巻き上げて切り揚げることができました。

漁のほうはスケソが130箱大漁で切り揚げるのがもったいないくらい。

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値段の方も㌔あたり250円前後しており1箱4000円ちかくしていました。

そのほかには、縞ソイとメダイも増えてたようです。

メダイ㌔400円縞ソイ㌔あたり780円と、普段のちかくしてくれびっくりです。

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余談ですが、というか、こちらが記事のメインというか、またまた獲ってしまいました!

ここ数年獲ったことが無かったマスのスケ(キングサーモン)を今年は2本目です。

しかも最初のより大きい、切り上げ最後の日にこの魚をもらい嬉しい♪

セリに出せば、現在㌔3500円以上ですが、もちろんマカナイです。

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半身におろし、俺と若い衆たちで分けあいました。

正月用の一品ができ俺も若い衆たちも感激です。

ちなみにマスのスケの体長は1m以上で重さは15キロちかくありました。

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漁日さいごとなる27日は、どの魚も値段が良かったので助かりました。

この日は目が回るほど忙しかったですね、なにせ最後の網にはスケソ大漁で、しかも同じ日の午前9時には船の上架が待っています。

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上架ですが、当初予定は29日の予備日でしたが、早めに切り揚げて早めに上架を済ませる船が増えたため、俺の船も無事昨日27日に巻くことができました。

みなさんのエールが天に届いたのでしょうね、ありがとうございました。<(_ _)>

そんなわけで、この27日は網揚げ・船巻き・船洗い・網かたづけハードスケジュールです。

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天候のほうは、も無くも低く、天気も良好と正に嵐の前の静けさといったところです。

お蔭で、全てのを安心して巻くことができ、船を上架場にむけて移動のさいもがよく今年の切りあげは、とても良い日となりました。

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上架場へ向けての移動中にお世話になった知床の海を眺めながらいろいろと漁期間中の思い出に浸りまた、反省や来期のやり方などを目論みながら船を進めています。

これで来春までとも若い衆ともお別れです。

みんな、一年間ほんとうにご苦労様でした。<(_ _)>

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俺も暫し休養です、ブログ記事のほうはこれからは関係以外にも今度は色々とでの出来事や何処かへ出かけたらそこを記事にしていきたいとおもっております。

ブログですが皆さんに少しでも記事の内容を知ってもらいたく、動画写真の掲載を増やしているのですが、そのためブログが重くご迷惑をお掛けして入るとおもいます。

スムーズにブログが見られないようでしたら、記事のいちばん下にある固定リンクで記事を絞って観欄してみてください。

ご迷惑をお掛けして申し訳ございません。<(_ _)>

どうぞ残り少ない本年度とまた年明け「知床からよろしく!」を御ひいきにお願いします。

2006年12月26日 (火)

明日は今年最後の出港!

長い間みなさんにお伝えしてきた知床漁業情報も明日がいよいよ今年最後となります。

今年の4月から始めた「知床からよろしく!」で少しでも知床の良さや北の漁師のことなどをお伝えできたでしょうか。

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明日ですがまたまた大型低気圧!が接近しております。

羅臼沖到達時間は明日の午後からという予報でしたが、いつまた低気圧の移動速度が変わるかわからず、しかもかなり大型で爆弾低気圧というネーミングまでついているようです。

漁のほうはスケソがまた少し復活してきているようです。

明日は最後となりましたがスケソ大漁してきますね♪

また今日は、羅臼沖では珍しい魚を一匹獲ってきましたよ。

それはアンコウという魚で、あまり羅臼では大量に獲れません。

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ラスト一日ですが、普段より少し早めに出港して早めに帰港できる状態にしようとおもっています。

明日は最後の網を巻いて魚外しが終わり次第、秋漁で使っていた網をすべて船から降ろし倉庫の資材置き場にもって帰ります。

それから、船のなかをあらいます。

次の日の仕事を気持ちよく行なうため毎日仕事の終わりに少しずつ船の板子の下などをあらって綺麗にしておくのですが、明日はこれの集大成といったところです。

そのあと午前9時ころには、上架(船巻き)がまっています。

明日のスケジュールは目がまわるほど忙しいです。

上架が無事すむと今度は春のようにまた船の外を洗いをして、最後若い衆に最後の給料を精算する「切り揚げ」がまっています。

このときに今までの労をねぎわう意味を含め軽くお酒でも・・・♪

俺のほうは背中の肉離れ再発が治りきっていないのでめません(T_T)

でも、明日くらいは少しんでみようか・・・^^

2006年12月24日 (日)

クリスマス寒波!

北西の風12m/s 波の高さ3m 気温-5℃ 天気は吹雪!

今日はクリスマスイブ、もちろん今日も出漁です。

空を見上げるとサンタが煙突を探して飛び回っておりました・・・というのは冗談です。

朝(真夜中)から天候が良くありません。

こちらでぞくにいうクリスマス寒波というやつでしょうか。

クリスマス前後には、毎年きまって荒れ模様となることが多いです。

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今年も例に洩れずクリスマス寒波がやってきました。

寒波が上空に入ると気温が急激に下がるためそれに伴い風もおのずと強くなってきます。

残された日にちもラスト4日となり、出来る限り出漁したいので少し無理をしての出港となりました。

出掛けは港内に比べ海上はさほどの風でもなく、これをチャンスとおもい一目散に漁場を目指す。

天候が悪くなってくるのは皆承知のことで到着後、即座に網に掴まり巻き始める。

この時まだ、は無風に近い状態でそれがなおさら気にかかる。

無事、網を一本巻上げ投網に入ろうとしたそのとき、北西側の窓に鈍い音があたる!

ついに来たようです。

北西からの風はこのように突然なんの前触れもなくやってきます。

あとは、投網を済ませ陸に逃げ帰る準備。

全ての網を巻くのは無理でしたが何とかスケソ網を巻けたので良しとして帰港です。

問題はこのあともつづき、港に帰港し港内に入るとそこは出て行ったときと別世界でした。

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港の中は強風に雪が乱れ飛び岸壁も満足に見えない状態です。

船を岸壁に着けようとしても強風にあおられ、しかもこの吹雪で岸壁がよく見えず苦戦しました。(^^ゞ

接岸に2度失敗し、やっとのおもいで船をつけ、やっと魚外し作業に入る。

この作業中は、などから身を守る役目もする船に備え付けのテントの中での作業でしたので猛吹雪のなかでしたがなんとか作業は順調にすすみました。

問題はこの魚外し作業終了後に行なう網タキという明日使う網の支度作業です。

この作業を行うここには、作業上風雨、風雪から身を守るテントは張る事ができず、きょうのここでの作業は、屈強な北の漁師でも辛い作業となりました。

でもそこは負けず嫌いの奴ら!!

カメラを向けると精一杯の平然な顔をつくる・・・お疲れ様(^_^;)

俺の自慢若い衆たちです。

漁のほうはあと3日となりました。

気を抜くことなく、最後を飾れるようがんばりたいとおもいます!

2006年12月22日 (金)

みごとにはずしました!

先日20日に、船巻きのくじ引きがおこなわれました。

くじは、切り上げてからの船の上架の順番を決めるものです。

年内に巻くことの出来る船には、限度があります。

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また皆、希望日に船を巻きたいので切り上げ後すぐの27~28日が込み合う。

俺も例に洩れず、切り上げ明日28日を申し込みしました。

この日は、予想通り込み合いくじ引きとなる。

結果は、みごとハズレ・・・(T_T)

最悪の場合、来年まで船を巻けないかもしれません。

ただ一つの望みは29日予備日をゲットすることです。

この29日の予備日とは、本来28日までの当たりくじを引いた人たちが希望日が悪天候となった場合の予備日です。

くじ引きに当たった人たちの船が順調に巻かれるとこの予備日は俺たちハズレ組のものとなる。

そこで、敗者復活戦となる2度目のくじ引きがおこなわれた。

くじ引きの方法は数本の割り箸が缶に入れられその見えない部分に番号がふられているという単純なものです。

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この敗者復活戦で俺が引き当てた番号が5番です。

はっきりいってこれも微妙な数字!

29日の船巻き作業は、午前中しか行なわない決めとなっており、船巻きという作業は天候が良く順調に始まると、朝の7時からで1艘巻くのに約1時間~1時間半かかりくじの5番という数字は非常に微妙なとこです。

なんとか年内に船を巻きたいというのが、俺を含めみんなの願いです。

年明けとなるといろいろ問題が出てくるんです。

年明けは、1月5日~7日ころに船巻きが開始されるのですが、それまでの間は船を港に係船しておかなければならず、大雪が降るたびに船の雪かきがありが吹くたびに船の様子を見に行かねばならず、正月も地元から離れる事が出来ないです。

どうか神様・仏様、年内に船が巻けますように!

2006年12月18日 (月)

世界自然遺産でどう変わる何変わる?

みなさんもご存知のように、知床半島は平成17年7月に世界自然遺産に登録されました。

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地元町民としては、正直誇らしいことなんだけどさ~

その登録から1年と少しが過ぎた今、この知床にさまざまな問題が起きてるみたいなんだべさ・・・

わが町、羅臼町知床連山を挟んでその反対側に位置する斜里町がその世界自然遺産に含まれるんだけど、どちらもいっぱい問題かかえてんだよ。

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サケの遡上を遮るダムの撤去やエゾシカヒグマなどの野生動物の保護

その野生動物の生息域と人間の生活域を区切る柵などのボーダーラインの設置など。

おれたちの住む羅臼側漁業が盛んな町なんだけどさ、ここ数日は漁に出て網を巻くとが無残にその魚体を食いちぎられている。

多いときは、網に付いた魚の約8割!ほとんどだべさ(T_T)

しかも秋漁で今が一番の漁期高値に入る真鱈スケソがその被害を受けてんだよね。

これの犯人トドという北の海に生息する海獣の仕業なんです。

このトドとの共存も知床が世界自然遺産になるための課題なんだとかいってたみたいなんだけどさ、やっぱり共存ってむずかしいね。

世界遺産委員会からの課題のひとつがトド各種海洋生物保護漁獲規制だべ、そんでもって、この知床半島に住む俺たちの職業がなんとその課題に反する漁師!・・・とほほ。

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知床の住民が漁師以外の仕事で生計を立てていたなら何の問題もなかったのかもしれないんだけどさ、なんの因果か俺たちの住む知床、羅臼町世界遺産なる言葉が出来る、ずっとずっと前から漁業で生計を立てている大昔からの漁師町なんだよね。

このトドの被害は、わが羅臼町以外にも道内各地の漁師町で起きてるみたいなんだ。

こないだも、テレビつけたらニュースで、どこだかの漁師町で、「トドに網を壊されて困っている」とやってたの見てたんだけど、どこも深刻みたいだね。被害総額は数億円とか!)

その他にも、漁師には漁獲制限漁海域の制限などが課せられてるべさ。

正直言って、今のところ世界自然遺産になって羅臼町はその恩恵をあまり受けていないべさ・・・観光のさいには是非羅臼町もお忘れなく<(_ _)>

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知床への観光客は今年200万人近いと聞きますが、羅臼への訪問者は例年より減ったとも聞きます。

少なくても漁師にはあまり関係ないといったところ。

むしろ世界自然遺産のためのいろいろな規制で漁師は仕事やりにくくなったというのが現状だべさ。(^_^;)

町の知名度は、少しは上がったかも、でもオラの生活水準はアガランベさぁ(^_^;)

ここは、笑うとこです<(_ _)>

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けして世界遺産が悪いとは言いませんが、なんとなく大手企業への資金源というか金の生る木みたいに思えるのはだけでしょうか、今年も半島の反対側の斜里町ウトロには、大手の観光ホテル3件ほど建設されているようです。

俺もお金あったら、でっかいホテル立ててゆうゆうと暮らすんだけどね・・・なんて

2006年12月16日 (土)

明日は少し積もるな~

日中はのち南西の風となり知床の気温も例年の今頃とくらべ高く午前11時にはプラスの6℃くらいまでいったようです。

気温は、このときのピークを境に今度は徐々に下がりはじめ空からはが、

こうなると今度は1時間ごとに1℃のペースで気温が下がり始める。

そして午後の4時を過ぎた頃には、いつもどおりの氷点下に、

気温の低下にともない降雪のほうは徐々に増えてきたようです。

おっきな綿雪、これが降り続けば明日の朝は積もるな、また雪かきでしょう。

早起き予定にしておこう。

2006年12月15日 (金)

苦節3年ついに獲ったぞマスのスケ(キングサーモン)

ついにやりました、感激です。

念願叶いました!

三年ぶりです。

、何を一人で興奮しながら感激しているかっておもってます。

実は、今日ある魚を、三年ぶりに獲ったんです。

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嬉しかったです(^^)v

体長は約1m、重さは14kgといったところでしょうか。

白銀の鱗が目にまぶしい・・・ちょっと大袈裟かも<(_ _)>

もったいぶるなって怒られそうなのでそろそろ正体をあかします。

その正体は、こいつです。

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写真を見てすぐにわかったかたは、釣マニアに詳しいかたでしょうね。

サケだとおもったかたもおられるかも知れませんね間違いではないのですが、これはただのサケじゃないんです。

その個体数が非常に少なく、俺のようにこの魚から縁遠いものは漁師をしていても何年も顔を拝めないこともあります。(^_^;)

その名をキングサーモンといい、名のとおりサケ王様です。

日本では別名マスのスケとよばれていて、こちらの意味はマスの親分という意味です。

北の漁師は、キングサーモンとはあまりいいません。

ほとんどの漁師がマスのスケまたは単にスケよんでいますね。

どうしてマスの親分になったのかは知りませんが、れっきとしたサーモン(サケ)なわけでマスじゃないんですがね。

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その生息域は、アラスカカムチャッカ半島海域に多く、知床羅臼で捕獲されるものは、主に北太平洋のロシア海域から回遊してきているものとおもわれます。

サケとの大きな違いは、その体長で大きなものは2m前後にまでなりその重さ成人男性の平均体重に匹敵するものも記録されているようです。

また、サケに比べマスのスケは顔に対しての目が小さく背ビレちかくが黒っぽいです。

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それにくらべると俺の今回獲ったのは、まだまだ小さいほうです。

でも初物で三年ぶりのマスのスケです。

値段も浜値㌔3000円前後、14kgあったら・・・

もったいないけど、もちろん組合市場には出荷しません!

マカナイにしちゃいました。(^_^;)

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脂のりの良いこの魚は味が最高だとおもいます。

マスのスケ(キングサーモン)は、10kg以上のものが、脂ののりもよく美味といわれています。

今晩は刺身で一杯、明日は焼き魚にして白いご飯と予定しております♪

2006年12月12日 (火)

寒い日はここが良い

西の風6m 波の高さ1.5m 気温-5℃ 天気・曇り!

いつも言ってますが、今日も寒いっす。

気温は日中でも氷点下、寒さで痛めていた背中が痛む!

海も空もどこか寒そうです。

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寒さ対策、背中対策ってわけで久しぶりに「熊の湯」に行ってみることに。

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駐車場から見る限り人の姿がない。

ゆっくり入れそうです。

大勢で、わいわいいいながら入るのも良いけど一人でゆっくり浸かるのも良いもんです。

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ここ最近、「熊の湯」にも来てなかったので体が慣れてなくて熱かったぁ!

湯が熱めですし、体はこの気温で冷えきっているのでなかなか入れない。

おまけに露天なので冷たい風が裸の体に容赦なく吹き付ける。

こうして苦労してやっと入った露天熊の湯でした。

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でも雪景色を眺めながらゆっくり一人で入る露天風呂は最高でした。

2006年12月10日 (日)

雨と違って

は、昨日からのが休みなく降り続いていたとのことです。

「とのこと」というのは、家族に聞いた話でして俺がこの目で見たのは朝の7時を過ぎてた。

「明日は雪が積もるので早起きして雪かき」と心に決めていたのに朝起きられませんでした。(^_^;)

それにしてもずいぶんと降ってくれたもんだ。

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一夜にして景色がまるで違う、雪は数日前から積もってはいましたが今回のは本格的!

ぜんぜん気づかずに朝までグッスリ寝てましたね、この雪ってやつは外を見ない限り降っているのがわからんです。

雨と違って・・・音がしません。

「シンシンともコンコン」とも聴こえないっす(^_^;)

まずは、家の周りの雪かきをして、そのあとにを見てきます。

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この階段は、朝方に一度雪かきがされたそうです。

それから1時間あまりでまたこの状態、北国の雪かきは雪が止んでからじゃないと意味ないです。

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それでもまだタイヤショベルの出番というほどのもんでもないのでスコップもっていってきました。

積雪は、我が家の前で約30センチといったところ、明日も雪の予報がでていますが今日に比べ降りかたが弱いようなのでまずは一安心といったところ。

でも、もうこれだけ積もれば普段の気温も低いのでこの雪は年内に融けることないかもしれません。

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このまま根雪になり年を越すことでしょう。

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2006年12月 8日 (金)

陸は吹雪!海底は潮流!

北の風 9m/s 波の高さ 4m 気温 -4℃ 天候は雪、積雪6cm!

前回の記事は大雪でしたが、大雪とくれば北国では、セットのようにつきものがあります。

それが吹雪、材料はさえあればいい。

この季節、一番簡単に起こる自然現象なのでは・・・

なんでかって・・・雪も毎日のように降り、風も毎日のように吹くから!

そしたら、書いて字のごとく吹雪となるわけ(^_^;)

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操船中も吹雪で前方の確認が鈍る。

このときは、まだ網巻き作業中なので、航行していませんが走り出すと雪はいっそう横殴りになるので前方が見にくくなってくることだろう。

周りにいるはずの船団仲間の船も雪のためその灯りが見え隠れしている。

肝心なのほうですが、昨日から風が北西や北よりとなり、海上も少しうねりが出てきたためか、お蔭か、の一部が復帰してきました。

本日巻き上げた網の種類ですが、スケソ網を2本とソイ網を2本です。

ソイのほうは残念ながらまだまだですね、でもスケソはここ何日かで一番良かったです。

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ここ一週間のスケソ水揚げが悪く、箱数の平均が15箱程度でしたが、今日は70箱ちかい漁があり、最後の追い込みとなるこの時期に拍車が掛かる。

魚が増えてきた原因は先日お話したように、風も西よりから北西や北に変わったこともあります。

それともう一つ、実は前回お話できませんでしたが不漁となる原因には海のも大きく関わります。

前日ぐらいまでは大潮でした、月の満ち欠けにより起こるこの潮の満ち引きが漁獲量と漁師に重大な影響を与えます。

この大潮は、漁師にとって有り難くない現象なんです。

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大潮になると満潮時と干潮時の海底までの深さに大きな差が出る、短時間にこの満ち引きが起こるということは、つまりそれだけ海流も速くなるということ。

そうなると、海底に沈めてある我々漁師の刺し網もその潮の速い流れを受け、まともに海底に真っ直ぐ立ちません。

下の図を海底の網と思ってください網に見えないかたも無理やり網と思ってくだされ。

普段潮の良いときは、網も下の図のように海底からピンと立ち結果海底から海上までの距離を詰め魚のかかる確率も上がります。

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潮の流れが速いときには、下の図のように海底の網が潮の流れを受け斜めになり、それだけ海中の魚を受ける確立も減るわけ。

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       <゜)))彡
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つまり網の上を <゜)))彡がゆうゆうと泳いでしまう。

こんなで解かるのだろうかおもいつつも無理やり載せてしまう自分が恐い(^_^;)

に関してはこんなところでしょうか、潮によって魚が網にかからなくなる理由はこのほかにもまだまだたくさんあるんですが、紙上の関係上今日はこのぐらいにしときましょう。

最後にタイトルどおり吹雪を載せておきます。

まだまだ、本格的な吹雪とはいえませんが、この時期ならこんなもんかな。。

2006年12月 7日 (木)

雪の妖精、久々の登場!

北西の風 8m/s 波の高さ3m 気温-4℃ 転校 天候 雪!

今日も雪、最近は、「今日は雪」から「今日も雪」に変わってきています。

知床の四季を伝えるはずでしたが、は予想以上に早く退散していってしまいました。

何か急用でも出来たのか早々のお帰りです。

待ち構えていたかのように「冬のソナタ」もとい「冬将軍」のおでましです。

Dscf1620

ここ最近の仕事場風景は、いつもこんな感じで寒い。

予報によると、明日の羅臼は大雪とのことです。

この季節、北国は日程に「雪かき」という作業が加わる。

日本海側ほどではありませんが、ここも北国・極寒の地のはしくれです。

「雪かき」もスコップで間に合わない日もあり、ほとんどの漁師が漁作業と兼用で使う秘密兵器を持っています。

それがこの秘密兵器「タイヤショベル」です。

Dscf2020_1

マジに、これで雪かきしないと間に合わない日がこれから多くなってきます。

こうして今日は「大雪」をテーマにブログ書いていますが何だか嫌な予感がします。

Dscf1626

やっぱりいました!

わかりました。

いかにも作り物っぽいその風貌は、アイツでは・・・

暗いので明かりをつけて再度確認。

Dscf1629

似てるな~?

近づいてみることに・・・

Dscf1628_2

やっぱりそうだ!

コイツ人里まで下りて来たようです。

いつ人里を下りてどこぞで遊んでいたのか、ちょっとすれた感じで不良っぽい(^_^;)

雪の妖精のころ持っていた純粋なイメージがない。

コイツ、見る人の心が荒んでいると雪ダルマに見えるらしいです(コイツ自身が荒んでるのでは)

あなたは何に見えますか、よ~く見ると妖精に見えてくるでしょ(^^♪

それでは、コイツが早く更生することを願いつつ仕事に戻ります。

2006年12月 5日 (火)

ありがたくない西風

西の風8m/s 波の高さ2.5m 気温-5℃ 天気は雪!

(出港時)からビュウービュウーと風の音。。

気温も下がりおまけにこの西風、今日は気温水揚げも寒そうです。

港から船を放し外海に出てみると案の定冷たい西風が肌をつき刺す。

Dscf1609

船を覆うテントの上には薄っすらとが積もりそれが風の吹くたびに舞い上がる。

今日のは、タイトルのとおり漁師にとって「ありがたくない西風」なんです。

前にもこの西風の記事を少しだけ載せましたが、この西よりの風が吹くと魚が漁場から姿を消します。

巻いている途中にでもかかるのか?

その魚の存在自体が消えるわけがないので、どこぞに隠れてはいるのでしょうが、漁場からは、姿を消すことが多いです。

ハッキリした理由はわかりませんが、むかしの漁師がよく「西風吹くと鍋に入る魚もいなくなる!」といいます。

これは自分達が食べるマカナイの魚も獲れないということ!

これは、まぎれもない事実でこの西風が吹くと不思議と漁獲量が減ります。

体だけじゃなく、視覚でも寒さを確認しながらの真夜中の出港でしたが結果は惨敗(^_^;)

Dscf1616

寒さゆえに起こる自然現象や景色、港内から眺める白夜も日の出もこうなると無情のものとなる・・・(T_T)

予報では明日は北西の風になるようです。

この風も厳しい風で突風をもたらしたり、気温を一気に下げます。

でも、西風にくらべると北西風波やうねりをその後に起こす可能性があり漁にも少し期待が持てるんです。

何事もありあり、い事の後にはい事」と世の中上手く回っていることを信じましょう。(^^)v

「今日がダメでも明日があるさ」っていうでしょう♪

漁師なら「明日は明日のが吹くさ」ってとこかな(^_^;)

世の中すてたもんじゃない、明日はきっといいことあるよ♪

みなさんの温かいご声援のおかげで、にほんブログ村(地域部門) 全国ブログ・ランキング3位でした、ありがとうございます。<(_ _)>

2006年12月 2日 (土)

いつもの景色

から帰り魚を選んだら出荷、いつもの道を通り市場(いちば)へ

を見ると半島沿いに伸びる海岸と国後島

Dscf1593

を見ると知床の山々

Dscf1321_1

も毎日その姿を変えてくれるのだが、たまには違う風景も見てみたい。

それじゃ~たまに違う道を通って帰ればと思うでしょう。

でもね知床半島沿いに細長く伸びて出来た羅臼町に国道以外の道は町中以外に存在しません。

いわゆる一本道!

Dscf1291

言い換えると、「日本一迷子にならない町」かも(^_^;)

初めて知床半島羅臼に訪れる方でも道を間違う心配がないです。

羅臼に長く暮らしていますが、道を尋ねられた記憶がありません。

Dscf1530

どうぞみなさんも日本一わかりやすい羅臼町に一度足を運んでみてくだされ。

2006年12月 1日 (金)

北の漁場はシバレきついです!

北西の風8m/s 波の高さ3m 気温-4℃ 天気は雪!

寒い北西からの風を受けながらの出航となる。

海上の気温は-4℃、船にかぶる波が薄っすらと凍りだす。

Dscf1569

この12月は、さすがの漁師も寒い、北の言葉で「シバレる」といいます。

この北海道弁もいまや全国各地で使われるメジャーなものになってきているようですね。

景色は完全にそのもの、は何処(いずこ)に、去っていったのやら。。。

Dscf1573

これからは、日に日にこの寒さに拍車が掛かっていくことでしょう。

12月も中を過ぎる頃には、最低気温-10度を下回ることもよくあります。

知床のもう一つのきびしい!!

Dscf1477

気温低下のため海上も毎日のように冷たいよりの風が吹き降ろすようになる。

漁場での作業もこうなるととの勝負です。

この二つが一緒に来ると書いて字のごとく吹雪となります。

まだ、それほどでもないのですが、海上では今日も吹雪のなかでの作業と一部なりましたので映像でお見せしますが暗闇での撮影なので見づらいかと思います。<(_ _)>

このぐらいの吹雪はこの時期当たり前で、大荒の時にはとても撮影どころじゃないです。(^^ゞ

撮影したところで、映像には横殴りの雪しか映らないでしょうね。

Dscf1389

日の出後はは止みましたが、気温は上がらず、もまだ少し残っていたのでシバレなかでの作業が一日中続いた。

Dscf1582

こいつも寒そう!

皆さんのおかげで先日全国3位まで一度上がりました。<(_ _)>

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