« 2008年6月 | トップページ | 2008年8月 »

2008年7月30日 (水)

天然羅臼昆布漁初日!

[漁師] ブログ村キーワード

平常どおり行なわれれば今月26日がカギ卸し(昆布漁初日)となるはずだった天然羅臼昆布漁が、悪天候のため4日延び30日の今日やっと出漁となる。

時間は決めどおり7月なので、朝6時開始の9時終了で3時間行なわれた。

空も快晴とまではいかないが良い天気、波もなく昆布漁には絶好の海となる。

Dscf1022

上の写真は朝6時の昆布漁開始30分前に撮ったもの、天候もここまで回復してくれた。

下の写真は沖から見た知床連峰、手前の一番高い山が最高峰羅臼岳。

Dscf1029

この待ち時間の間に昆布漁師がそれぞれ自分の目当ての漁場に船を移動させアンカーを海に投げ込み船を固定させる。

Dscf1013

こうして最後の準備がなされ知床羅臼の昆布漁が始まる時が刻々と近ずく。

皆おもいおもいの漁場に船を固定させたようだ、俺も一応自分のおもっていた漁場にアンカーを投げ船を固定している。

このアングルは自船からのもの、出漁前から決めていたことだが今年の初日は他の船より少し沖に出てみることにした。(他船より陸から少し離れた漁場)

あと開始まで15分くらいとなる、まだ皆船の上でくつろぎ隣りの船と雑談を交わしている。

Dscf1015

そしてついに今年の昆布漁が始まる知らせの笛が朝6時きっかりに鳴り響く。

と、ここからは俺も昆布採っているので残念ながら昆布採取風景の写真は無いので勘弁してくだされ。

昨年の昆布漁風景をこちらから見れるので興味のある方は是非のぞいてみてください。

知床からよろしく! らうす昆布採りの風景

一年ぶりの昆布漁初日はもう、こわくてこわくて(こわくては北海道弁?疲れるの意味です)

遊びすぎで鈍った体に鞭打ち必死にガンバルが最初は気持ちに体がついていかない(汗)

こうしてあっという間の3時間がすぎ、皆それぞれの昆布洗いや昆布干しを行なう行う自分の昆布浜へと帰っていく。

Dscf1018

疲れた~体中が痛い、特に肩・腕・腰が・・・

という暇もなく陸(オカ)に着いたら昆布洗いと今日は天気が良いので昆布干し作業が待っている。

これの全てが終わったのが11時頃、一度これで午前中の部というか作業を終える。

Dscf1035

上下のこの二枚の写真が天然羅臼昆布の生の状態、これを小石を敷き詰めたカンバと呼ばれる場所にこうして一枚一枚丁寧に並べて天日干しをする。

Dscf1040

今日はこんなとこかな、昆布漁は8月31日まで行なわれるので、次回は今日お伝えできなかった作業風景や昆布漁をぼちぼちと更新していこうとおもう。

2008年7月28日 (月)

また延びて

[昆布] ブログ村キーワード

昆布漁が2日延びたと記事にしたが、今日また1日延びる。

昨日の海は、昆布採りには申し分ないくらいのだったはずなのに。

どこか違う漁場で波風が強いところでもあるのだろうか?

これは考えられないことでもなく事実、同じ羅臼(知床)でも漁場が違うと天候や波風に違いが出ることもある。

Dscf0100_2

同じ天然羅臼昆布でもその生息範囲は広く、知床半島の羅臼町から知床半島の先端まで生息している。

半島の端から端までをまたにかけて行なわれる昆布漁で漁場により天候が変わるのはこのため。

昆布漁のカギ卸(昆布漁初日)の延びることが多いのもこれが原因のひとつ。

また昆布漁に使う昆布採り船は春漁で使う、刺し網漁船と比べても格段に小さく少し波風が強いと人の力のみで行なう昆布採りには影響がでる。

Dscf1598_2

まあ、今日の沖止めの理由はきっとこんなところだと思う。

正直、休みが続けば終わり(8月31日)の決まっている昆布漁には不利。

でも、これも仕方ない話、自然には逆らえないしね。

明日は昆布漁に出漁できることを願って寝ますか、まだちょっと早いかな ^^

2008年7月27日 (日)

2日延びて

[漁師] ブログ村キーワード

今月26日に始まる予定だった天然羅臼昆布漁が今日まで2日延びている。

理由はがあり昆布漁には適さない状況との判断が下されたため。

昆布漁師の俺にとってこの休みが続くとちょっと気が抜けた気分になる。

Dscf3244

例えるとスタートラインに構えてスタートの合図をまつランナーのようにこの2日間の沖止めは、昆布漁の始まりに向けて昂っていた気持ちに水を差す。(といったらちょっとカッコつけすぎ)

でも天候が悪いんだから、それも仕方ない。

そして今現在の天候はというと、空は快晴、海はベタ凪

このまま天候に変化が無く順調にいけば明日は天然羅臼昆布漁初日となるだろう。

あとは、体力の続くかぎり昆布採りに集中するのみ。

その昆布漁だが明日は出港時間がAM 5:00出港AM 6:00昆布漁開始AM 9:00まで行われる。

Dscf0026

予定通りだと28日29日と2日間この時間帯で昆布漁を行い30日漁休日となる。

1年間のうち7月半ば過ぎから8月いっぱいの約1ヶ月半だけ行なわれる昆布漁は、毎年のことだが、開始直後の数日間は体が昆布採りに慣れてなく大変!

漁最中に疲れがピークに達しもうぶっ倒れそう。

こんな日が数日続くと言ったが、最近このサイクルが少しづつ延びている。

若い頃は、1日で取れていた疲れもこの歳になるとそうもいかないね(汗)

そんな昆布漁だが明日はおそらく開始されることだろう。

明日は覚悟を決めて昆布漁に行ってこよう。

2008年7月22日 (火)

たくらみ

[昆布和え] ブログ村キーワード

毎日飲んでダラダラと生活を送ること半月以上。

最近体がダルイ!

ちょっと遊びが過ぎたかな?

気づいたら4日後には昆布漁が始まる(汗

Dscf0039

(昨年の昆布漁より参点)

今になってもう焦りっぱなし

昆布の仕度はある程度終わっているのだが

肝心な体のほうがどうも

原因は、もちろんの飲みすぎと

遊びすぎ・遊びすぎ・遊びすぎ!

Dscf3090

体が資本の昆布漁だが

飲み過ぎ、遊びすぎの体はもうへなへな

しかもここ何年かは親の後を継いだ若い昆布漁師も出てきている。

コイツらのパワーたるやスゴイ!

Dscf0450

俺のような、やせっぽっち虚弱体質漁師らみるとまさに怪物!

マッチョボディで昆布を振りまわす彼らは

こちらとしては威圧感危機感さえ感じられる

毎年おもうことだが俺も昆布の若手漁師と言われ続け、早○○年・・・

気づいたらいつのまにかベテラン?とは言わないが年長組みの仲間入り(汗

あとは、いかにコイツらを騙しおじさん有利な展開に方向を進めていくか

今日から4日間作戦を練ることにしよう・・・(汗

Dscf0451

まず思い浮かんだ作戦はこうだ!

「むこうに質の良い昆布が生えていたぞ俺もあとで行くから」とか

「俺の側は、海が濁って昆布が見づらいぜ場所移動かな」とか

この若手昆布漁師に勝つにはこれしか方法がない・・・

この記事を若手昆布漁師が読んでないことを願う ^^;

Dscf0448

などと、バカなこと考えている暇あれば腕立て伏せでもやって少しでも体力付けろよ

と、ひとりおもう今日この頃かな。

2008年7月17日 (木)

朝7時起床ラッパで目が覚めて

朝7時になると俺の部屋は起床ラッパが豪快に響きわたる!

これ実は目覚まし、ものすごい音でパッパッパパパパーパパパ・・・と止めるまで。

こんど機会があれば動画をまじえて載せますね。

今回は、これ(目覚まし)に関する記事はこれから後いっさいでません。

ただタイトルを考えていた時にこの目覚ましに目が止まったもんでタイトルに抜擢されたまでです ^^;

低血圧でもないのに漁師としては致命傷なくらい俺は寝起きが悪い<(`^´)>

と、威張ることでもないけど・・・

Dscf0170 と、ここまで書いてブログ操作を間違え、一度反映させたのできっと記事が途中半端でアップされたんだろうな・・・?

途中半端な記事までのアップを見せられたみなさんすんません<(_ _)>

さぞかし、なんのこっちゃとおおもいでしょう。(ここからはじめます)

それはさて置き本題へと進むことに。

前にも何度か書いていたように今は7月26日から始まる昆布漁の仕度をしている。

まずは朝一の作業は昆布を干すカンバという小石を敷いた浜の整備から入る。

Dscf5106

Dscf0455

↑これは去年の昆布漁最中の写真、こんな感じで天然羅臼昆布を干すのだが、太陽の熱と昆布の下に敷かれた小石の熱とで自然乾燥させる。

この作業の後に今やってる仕度は昆布漁船の整備と昆布採取の道具整備といったところ。

昆布漁船の整備は主に船外機の点検とに傷や穴などないかを調べて悪いところがあれば修理を少しばかり自分の手におえない場合は業者を呼んで(汗

Dscf0438

↓船のサイドに置かれているこれが昆布竿という昆布を採取する道具。

長さはいろいろで水深により、短いものは1.5mくらい、長いものだと10mちかいものまである。
写真手前がわの二股にわかれている部分で海底の昆布を挟み捻り切る漁法となる。

Dscf0481

あとは、前回に記事にも登場した昆布乾燥機なる文明の力も一応点検!

でもこれは、火気を使用するものなので殆んどは専門の業者におまかせ^^;

俺が出来るのはその乾燥機に繫がる昆布の乾燥小屋とよばれる昆布を上から吊るして乾かす部屋のほうを見回り風通しが良いかとか昆布を吊るすフックが壊れていないかとか点検はその程度かな。

Dscf0052

これが現在、羅臼昆布漁が始まるまでの間に行なっている準備といったところ。

今年は26日から昆布漁が始まるから後9日間これの繰り返しだね。

ここでちょっとだけ前回の昆布漁の写真を載せてみます。

Dscf5204

上も下も天然の羅臼昆布を採っている様子です。

Dscf5209

今年の昆布漁が始まったらもっと詳しくブログでアップしていこうと思っているので、是非時間の許す時にでも覘いてやってくだされ。

最後に、天然羅臼昆布はおかげさまで現在、日本三大昆布としてのブランドをいただいております。

しかしこの原油の高騰でこの天然羅臼昆布というブランドにも危機が迫っているのも事実、同様に食卓から羅臼昆布を消したくないというのが昆布漁師の願い。

こんなことで負けたくないね。

2008年7月14日 (月)

全国一斉休漁

[原油価格] ブログ村キーワード

原油の高騰で、全国の漁業団体に所属する約20万隻の漁船が明日15日一斉休漁する。

俺も、もちろんこの漁業団体の一員だが現在すでにには出ていない。

ブログ常連の方なら解かっていると思いますが、春漁が6月28日で終わったため今は7月26日から始まる昆布漁の仕度をしています。

Dscf3248

やはり不安は原油の高騰による燃料費、昆布漁は小型の漁船に船外機というエンジンを付けて漁に出るのだが、これに使う燃料はガソリン!

そのほかには、天候の悪い日に使用する昆布乾燥機の燃料費と今から問題が山積み。

の写真は昆布乾燥機というもののでこの中でつくられた熱をファンを使い熱風を昆布にあて乾燥させる機械。

昆布漁師昆布の質と燃料費を考えると極力これを使いたくないが、天候の悪い日が長く続くとそうも言っていられない。

Dscf0473

↓この昆布乾燥室に入れられた昆布は天日での乾燥具合にもよるが、平均の10時間はこうして乾かされる。

燃料費は莫大なもの、家庭用の温風器やストーブとは次元が違います!

Dscf0347

同じ羅臼漁民でも、この時期沖に出ている夏商売(夏漁)の漁師たちは明日休漁する。

理由はもちろん燃料費高騰による漁業の窮状を全国の漁師と共に訴えてのこと。

Dscf0305

原油の高騰による燃料費の加算は俺を含め全国の漁師にとって今までに経験のない深刻な問題。

それでもまだ羅臼の漁師は救われているほうかもしれない、漁場となる海が前浜から近く一回の航海も日帰りで済むので一日に使う燃料は1万円~3万円と全国的に見ても少ないほうであろう。

Dscf3788

しかし、遠方まで漁に出るマグロ漁船や一日中海で操業しなければいけないイカ釣り漁船などではそうもいかない。

ある町のイカ釣り漁師が報道のインタビューに答えていた文面では、こう話ていた。

イカ漁解禁以降、漁に出てきたが、1回当たりの燃料代は約8万円と人件費を含めると、ほとんどが赤字だったという。

こうなるとまさに死活問題である、生き残れなくて漁業を廃業する漁師たちも全国に大勢出てきている。

報道番組では明日のこの一斉休漁のことを、「漁師のストライキ」という言い方をしていたが、そんななまやさしいもんじゃないような気がする。

なかにはマジで死活問題に陥り廃業の危機や死人(自殺者)まで出かねないとまで話す漁師もいる。

2008年7月 2日 (水)

[祭] ブログ村キーワード

7月2日は羅臼町の神社祭の日。

各町内ごとに別れそれぞれ色々なイベントが行なわれている。

俺の町内では三社神社祭が行なわれ、今年は三年に一度の当番の年にあたる。

そこで今日はイベントの最終を飾る御輿を取上げることに。

Dscf0924


町内の若い衆たちによって担がれ御輿は街を練り歩く。

小さな漁師町なもんで御輿は大きなものではないが、若い衆の気迫はそんじょそこらに負けていないかも。

Dscf0952

こうして三町内を端から端まで掛け声ともに駆け巡る!

こちらは将来本御輿の担ぎ手となろう予備軍の子供御輿、こっちも負けじと掛け声を掛け合って街を駆け回る?・・・あれちょっと疲れ気味、御輿が下がってる(汗

Dscf0956

勘弁してやってくだされ、子供たちも長い三町内を端から端まで走り続けていたもんで。

そして祭もいよいよフィナーレをむかえることに。

Dscf0999

これが羅臼の若い衆の心意気とばかりに最後は御輿を担いで海に一直線!

ここでみんなの願い大漁祈願は閉めとなる。

« 2008年6月 | トップページ | 2008年8月 »

フォト

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

ウェブページ