今年の秋漁は最初のころ、このままではどうなることやらと悩み続け頭は薄くなり夜は悪夢にうなされ、昼間は謝金取りから逃げ惑いと、とてもとても怖いおもいを・・・(笑)
冗談はこのくらいにして、本題に突入でござる。
水温がまだまだ高く魚がこないのか?それとも魚自体がいないのか(汗)
これはお馴染みの、う~マンボウ(う~は余計)
この魚は数日前市場に揚げられていたのを発見しカメラに収める。
このマンボウは本来ならここ知床よりまだ南の海に生息する。
毎年知床の海にも何匹か迷い込むらしいが今回のは体長が2メートルちかい大物だった。
ここまで大きくなると顔もけして可愛くない、なんともふてぶてしい面構え(笑)
秋漁ですが、今のところお世辞にも良い結果が出ているとは言えない。
ホッケの魚体は今だ小さめ、浜値のほうは前回据え置きといったところ。
しかし、望みが微塵も無いかというと、これがまたそうでもないようで、ここ最近の一週間は止め網、即席網と一日にニ度の出漁が出来るくらいのホッケが獲れるほどまでになってきた。
けして大漁、豊漁と手放しで喜べるものでは無いが、10月初めの頃に比べれば天と地ほどの違い。
それというのも今年の秋漁初めのころが、それはそれは悲惨なもんだったから。
振り返るのも怖いくらい、まずは夏場の昆布漁の不漁に始まり追い討ちを掛けるように燃料の高騰。
そして始まった秋漁も初日から数日は全くダメ、魚どこに行った~と叫びたくなるほど。
あのころはマジに頭が薄くなる寸前だったのかもしれん(笑)
いつも言いますが、「捨てる神あれば救う神あり」というわけで、今回もなんとか俺も神に髪を救われたようです。
あのまま悩み続けたらきっと今頃は、生え際のCMに出れたかも(笑)
そんなわけで、現在こうしてブログの更新が出来たということは、生え際が無事だったということ。
そんなこんなで、なんとか今日をむかえております。
ここ何日かに比べホッケは昨日から少し漁が落ちてきたようだが、同じ漁場にこちらも少しづつだがスケソが増え始めている。
スケソは例年なら秋漁の切りあげ近い12月いっぱいまで獲れている魚なので、淡い期待を懐きつつある。
あと、最近の近況といえば、気温が少しづつ下がりだんだん秋らしくなってきたことだろうか。
だんだん秋らしくという表現を使ったのは、もちろん今までが秋らしくなかったから。
それもここ2日くらいはメキメキと下がり始め日上がりの時間帯になるころには、けっこう寒さが凍みてくる。
真向いの国後島を染める朝焼けも気温の低下と共に毎日少しづつ紅見を増してきているようだ。
これからは、日に日にどんどん寒くなってくることだろう。
秋はやっぱりこうして気温や水温がいつも通りにならなければ漁も出てこないのかも。
待っていたその寒さだが、しかし寒いとやはり人の体にはキビシイ。
この寒さの中、毎日の魚はずしに夜中から来てくれる出面とりさんには感謝しています。
季節の変わり目、風邪など引かないよう気をつけてくだされ。
最後に、職業柄ブログ更新がまちまちで今回も久々の更新となりすんません。
こんな感じのブログにいつも訪問してもらえてありがとうございます。
これからも知床羅臼の近況や漁模様などを不定期ですがアップしていきますのでよろしく。
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