2009年12月29日 (火)

12月25日で漁を切り揚げました。

12月25日で今年は漁を切り揚げた。

理由はいろいろあるが、やめようとおもった一番の理由は上架場のクジ引きだった。

このクジ引きは毎年漁期の最後ころに行われるもの。

なぜ、こクジ引きがあるかというと漁をしている船数と漁期と船を巻く日取りと上架場に関係する。

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順調に漁に出ると、秋漁の漁期は毎年12月27日まである。

それに対し上架場の業務期間は12月29日までとなる。

このうち年内に船巻きを希望する船が50隻以上はかるくいる。

今の上架場の体制では1日に巻き上げる船は多くて約10隻。

これら全船を27日から3日で巻くのはとても無理なこと。

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秋漁に出ている船数に対し船を巻き上げる上架場の設備と人数がとても追いつかない。

だから27日から29日までの3日間では到底全船を巻き上げるのは不可能!

そこで、考えられたのが船巻きの抽選、つまりクジ。

このクジ引きにより、27日の漁最終日から29日の船巻き最終日までの船を決める。

これにハズレた船はこの日にち以外を選択するしかない。

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いつかというと、27日以前かもしくは年明け数日たってからの上架場業務開始日になったときとなる。

冒頭で書いたようにこのクジにハズレてさらに敗者復活クジにもハズレたオレは船巻きをなくなく25日に決め、上架場へと船を走らせる。

理由はこれだけでないのも事実で、実はもうひとつある。

それは、魚を獲りすぎて、儲かりすぎたので他の船の船長に悪いから早めにハンデを与えたのである!・・・といいたいが残念ながらそれはない。

オレの性格上、もし本当に一番獲っていても勿論やめない(笑)

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では、何が理由かというと、魚の値段が漁をこの日でやめる決断をさせた。

漁期最後のほうで主に行っていた漁は真ダラ漁という漁だった。

この真ダラがいつもは12月暮れともなると、キロ当たり800円前後するのだがなんと今年の暮れは半値にもみたらないキロ当たり300円前後!

人件費や燃料費や獲る漁を考えると、「やってらんね~!」

と、この船巻きのクジと真ダラの値段がオレの今年の漁期日数を決めた。

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今年もブログを訪れた皆様にはたくさんの応援や励ましの言葉をいただき感謝です。

来年の4月からの春漁が始まるまでは、オレも陸に上がったカッパとなりますが、変わらぬお付き合いをよろしくお願いします。<(_ _)>

2009年11月12日 (木)

雪の中(秋本番)

[知床旅情] ブログ村キーワード

数日前から羅臼も雪がちらつくようになってきた。

寒いが、こうなってこないと羅臼も秋漁本番となってこない。

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現在メインでおこなっている漁はスケソ漁となっているが今年は今のところ不漁。

雪も降り季節的にも良くなってきたので今後に期待して待つ。

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あと、この時期に獲っているのが真イカ、こちらも今のところ少し漁が少ない。

真イカもこれからに期待するしかない、シツコイが季節的には万全なわけだから(笑)

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気温が下がり、雪がちらつくようになると海の水温も下がりだすとおもうので、今後なんとかなることでしょう。

これは安易な気持ちで言ってるわけなく、前向きな気持ちでのつもり!

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話は変わりますが今月は羅臼にとって大きく関係することがひとつありました。

ここ数日、連日のように報道されているように森繁久彌さんが10日午前、東京都内の病院で老衰のため96歳で死去した。

森繁久彌さんは羅臼にとって縁が深く有名な代表作にあの「知床旅情」がある。

「知床旅情」

作詞: 森繁久彌

作曲: 森繁久彌

知床の岬に はまなすの咲くころ
思い出しておくれ 俺たちのことを
飲んで騒いで 丘にのぼれば
遥か国後に 白夜は明ける

旅の情か 酔うほどに さまよい
浜に出てみれば 月は照る波の上
君を今宵こそ 抱きしめんと
岩かげに寄れば ピリカが笑う

別れの日は来た ラウスの村にも
君は出て行く 峠を越えて
忘れちゃいやだよ 気まぐれカラスさん
私を泣かすな 白いかもめを

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「心からご冥福をお祈りします。」

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2009年9月19日 (土)

秋の空

昆布漁が終わったら毎日しっとい(すごい)天気いい。

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この天気が昆布漁最中にもっと続けば仕事も順調に行ったな~
昆布漁最中はガス模様で気温の低い日多かったもんで

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昆布採ってても寒い!

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そんなこと考えながら用事で港に向っていたら半島の先に虹

同じ知床半島なのに端のほうは雨のようだ

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細長い知床半島だからこんなのよくあること

用事がすんで帰る頃には日もすっかり落ちていた。

むこうもそろそろ雨降ってきたかな?

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着いてみると予想と反して天気は変わらず、雨は一度も降ってない。

細長い半島に細長い町の羅臼ではよくあること。

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2009年9月15日 (火)

昆布漁が終わって秋漁の準備で上架場へ

[知床] ブログ村キーワード

昆布漁が8月31日で終わり、それから今まで昆布のヒレ刈りとヒレ詰めという仕事を今やってます。

ヒレ刈りっていうのは天日乾燥させた昆布を製品にする前に実の薄い両端をハサミで切り落とす作業なんです。

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これを一枚一枚人の手ですべての昆布にやります。

一日に乾燥する昆布の量は多いときは100枚以上になりこれを天気の良い日は毎回やっているので、その総数は天文学的数量に・・・言いすぎでしたそんなにはならんです(笑)

でもこのヒレ刈りは合計で数千枚の昆布を刈るわけでけっこう大変な作業なんです。

と、話がまたまた脇道に行きそう(笑)

先日、10月から始まる秋漁の準備で上架していた船をおろしてきました。

夏に船を上架(巻く)したときときに、ケチって船の化粧直しを船底だけにしたもんでサイドのサビが気になる。

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きっとコイツも怒っているだろう (`ε´)

春漁のほっけが安かったので勘弁してもらおう (;゚∇゚)/

今日は上架場での船下ろしを簡単に説明します・・・と言ってもオレが下すわけでも責任者でもないので邪魔にならないところから写真とるだけです(笑)

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まず仙台じゃなくて船台というタイヤ付の大きな台に船を乗せます。

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無事船台に乗りました、説明が我ながらとてもシンプル ( ̄○ ̄;)!

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次に船台に乗せた船をタイヤショベル(重機)でヨイショヨイショと海まで運ぶ。

もしかしたらヨイショと言わないで運んでいるかも知れないがその辺は定かではない!

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こうして血と汗の努力の結果船は無事港の斜路にたどり着き海へと帰される。

血と汗の作業に見えたが作業員に聞いたわけではない!

そう見えただけだが、たまに冗談言って笑ってた気もする ( ̄▽ ̄)

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簡単でしたが上架場の作業説明はこれでもちろん終わりです。

ホントです。本業以外はこれ以上わかりません(笑)

そしていよいよ3か月ぶりの大海原へワンピースを求め旅立つのであった。

ちが~う!羅臼港を出港し秋漁で使う別の港へGO!

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久々に本船から観る知床半島とその海はやっぱりいい。

10月1日からはこの知床の海でまたホッケ漁やスケソ漁を始めます。

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2009年8月 1日 (土)

今日から6時間!

[昆布] ブログ村キーワード

7月中の昆布は殆どが4時間操業だったが8月からは6時間操業となる。

そんなわけで今日から6時間ぶっ通し昆布採りやってました。

朝の6時に操業開始で昼の12時まで昆布採りはキツイ!

「ナマラコエ~」(すごく疲れる~)

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さらに今日は昆布漁が始まって以来、久々のの青空となり陸の仕事もナマラ忙しい!

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昆布洗いに、昆布干しに、乾燥機への昆布掛け!と、ここまではいつもの仕事だが今日はこれにもうひとつ、日入れという作業も加わる。

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ひとつ上とひとつ下の写真は生昆布を天日で干したもの。

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このまま日が傾くころまで干した生昆布を一度集めて、さらに昆布乾燥機にぶら下げ朝方まで乾かす作業に入る。

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ここまでの作業を終えて時計を見ると午後2時をまわっている。

忙しい日だったので日入れ作業の写真を撮る暇がなくて日入れの写真が今日は無いので次回でも載せますm(. ̄  ̄.)mス・スイマセーン

入れ替えに湿りという作業のため、またまた昆布をカンバに広げる。

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この湿りというのは、前日に乾燥させた昆布を、もう一度夜露に当て湿らせる作業。

乾燥してガラガラに乾いた昆布を製品にするためには少し昆布を柔らかくしないとならないのでこの湿りという作業を必ずやります。

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この湿りという作業がまたクセモノでガラガラの昆布が作業できる程度に柔らかくなるまでに平均の9時ちかくになる、空気の乾燥してる日などは夜中の12時をまわることも珍しくない。

待ち望んでいた天気だが、いっぺんにアブラを搾られたぁ!

2009年7月23日 (木)

一昨日、今日と二日出て計3回出漁!

[休漁] ブログ村キーワード

7月18日から始まった昆布漁だったが、いきなり19日~20日と2日日間天候不良で昆布採りが中止、21日になってやっと雨もあがり昆布漁再開!

しか~しこのあとも天候の移り変わりが激しく22日はまた雨と風波のため中止!

先の2日間の休みと中一日開けての計3回の休みはさすがに堪える、でも昆布漁の初日に腰を痛めたオレにとってはこれが不幸中の幸いとなってくれた。

他の昆布漁師には悪いがこの休漁中に痛めた腰も殆ど完治してくれ今日は腰をかばうことなく昆布を採ることができた。

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肝心な昆布だが、一昨日はまだ少し腰をかばいながらだったので、おもいっきり浅瀬で採ることにした。

この浅いところで体を慣らし今日の昆布漁を深いところで採る目論みを立てる(笑)

浅いといっても見当がつかないとおもうのでもう少し詳しくいうと、水深にして約50~80センチ程度。

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もっとも浅いところになると長靴でも濡らさないで歩けるようなところもある。

21日は、この浅い漁場で一番短い昆布採り竿を使い体慣らしをすることに。

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写真でもこの浅さがお解りでしょうか、本当に長靴でも隣の船に渡って歩けそうな深さに昆布が生息しているのです。

手でも掴めるほどで、これだけ浅いと船の座礁の心配しないとなんね~(笑)

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この判断が功を奏し体もだいぶ慣れてきたようなので今日は少し深い漁場へと移動する。

こちらは水深がいきなり前日の10倍以上で5メートル~7メートルあるところです。

休み明け2日間の海はどうだったかというと21日は休み中降った雨や波が海底をかき回すため沈殿物が浮き上がり海中は濁り昆布を見つけにくい状態。

これが理由で21日は水深50センチという超浅瀬での昆布漁をしていた。

ここまで浅瀬になると、どんなに海が濁っても大丈夫で昆布を見つけることが出来る。

どうしてかというと、昆布自体が濁った海水より上にでてしまってるから。

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こうなると、さすがの昆布も漁師から隠れる術がな~い(v^ー゜)ヤッタネ!!

しかし問題もないわけでもなく、昨日採ったこの浅瀬の昆布はすごく細い!

天然の羅臼昆布は頭から10センチ下がりのところの横幅で等級が決まる。

ここの幅があればある程等級もランクが上がるから。

これだけが等級を決めるものではなく確かに昆布の実入りや表面の美しさも基準の一つだが、まずは昆布の横幅がないことには始まらない。

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いくら実入りが良かろうが、表面が美しかろうが横幅が規定に達しないものはそれだけ等級も下がる。

説明が長~くなってしまったが、これが理由で今日は多少濁りの心配もあったが、おもいきって深い漁場で昆布を採ることにしました。

心配しながら向かった水深の深い漁場だったが着いてガラス箱(水中を見る道具)で海底を覗いてみると濁りこそ完全には取れていないが昆布は採るのに支障がない程度で見えている!

今朝ここの漁場に着いたのが早いほうだったので、まだ着かない仲間や最初からここをあきらめ浅いところに向かっていた仲間にも携帯で昆布が見えてることを伝え漁開始。

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おもったとおり昆布は横幅もあり表面の肌も綺麗で上質なものだった
(v^ー゜)ヤッタネ!!

明日も出来ればこのまま海が濁らずここの昆布を採りたい、しかし世の中そんなに甘くないというか神様いじわるするのか今日の昆布漁終了間際のラスト30分はまたまた濁りだしてきていた。

このまま明日も濁りが取れないのかそれとも潮の流れか風の向きでも変わり海中の濁りをどこか遠くへ運んでくれるのか。

不安だけど泣いても笑っても結果は明日の昆布漁で出るのさ!

2009年7月18日 (土)

天然羅臼昆布漁の解禁!

[夏] ブログ村キーワード

天然羅臼昆布漁解禁!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

7月18日の今日、念願の天然羅臼昆布漁が初出漁となる。

昆布漁の時間は、AM 6:00からAM 9:00までの3時間。

天候は、あいにくの曇り空で気温も春夏の合間にしては低目。

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前回降った雨と今日の波で海水が濁り、海の状態はあまり良くない。

それでも、二日延期となったこともあり今日は中止にならない。

昆布は調査どおりいつもの年より範囲も広く生息しているようだ。

実入りも最高とは言わないが、まあまあ~(・∀・)

こんなもんでしょう(笑)

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少し気がかりなのが、ウニ食い跡が目立つこと!

ウニ食い跡とは、こちらも同じ海域に棲息するウニが昆布を食べて表面に丸いウニの型を付けたり最悪は穴をあけたりもすることを言う。

こうなるとランクは傷昆布と同じで等級も落ちる。

これが今年の大ざっぱな昆布状況といったところ。

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そしてこの昆布漁最中に腰を痛めたらしい!

昆布始まるまでの期間、何もせず食っちゃ寝してたのが祟ったかも (ノ∀`) アチャー

痛めたといっても動けないほどでもなかったので昆布漁をそのまま続けることに。

昆布漁の間は初日ということもあり夢中で昆布を探し採っていたためか腰の痛みをさほど感じもせず終了の合図まで昆布採りをしていた。

痛みがピークになったのが昆布採りが終わって前浜に向け船を走らせた直後!

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なんとか昆布漁最中を乗り切った安心感と疲れもどっと出たせいかこの写真を撮った直後に激痛が走る!

それでも昆布は人手のいる作業なので陸(おか)に帰ってから休んでもいられず楽なポジションに付かせてもらい作業することに。

先に書いたように動けないほどでもなかったので、持ったり運んだりラジバンダリの力仕事以外を担当することに (;´д`)トホホ…

すぐに休んで横になるより軽く体を動かして筋肉を徐々に和らげるのが良いかとの自己診断で動き出す。

これがなんとなんと功を奏したのか今は、だいぶ腰も楽になる (・∀・)イイ!

予定通りなら明日も昆布漁となるので更新後はシップ貼ってこのまま少し横になり様子をみることにしよう。

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