ついにこの日がやってきました。
ここ1ヶ月ちかく手塩にかけ丹念に仕上げた昆布の検査日です!
この昆布検査は国家試験免許をもつ専門の検査官によって行なわれる。
日夜、選別・箱詰めと追われていた昆布作業の集大成。
検査を受けるには絶好の天気に、
この検査にもしまちがって落ちることがあるようなら、
今までの努力が水の泡!
はじかれた昆布は全て最初からやり直しです。
ドキドキ! ドキドキ! ドキドキ!と心臓の鼓動が徐々に大きくなる瞬間。
この検査にまちがっても落ちる訳にいきません。
秋漁の出航もすぐそこまでに迫り正直いって昆布作業をまたやるわけにはいかない!
そして何よりプライドが許さない!
検査員による厳しい検査がいよいよ始まる。
検査方法は、こうして等級別に並べられた昆布の箱をランダムに開かれます。
箱を開け、中身を厳しい検査員の目でチェックされる。
(食品関係の検査はどれも厳しい)
昆布の大きさや重さが規格にあっているか、乾燥状態は良好か、昆布の肌が綺麗か。
また、作業場の衛生管理が行き届いているかなど
この他、数項目の検査を受け、全てに合格しなければならない。
開かれる数は決まっておらず、それは5箱かも知れないもしかしたら10箱かも
あるいは全て開けられる可能性も、これは検査員の決めること!
こうして1時間程で検査が終了。
検査員から検査の結果を受けるときがやってきました。
検査員 「・・・全て合格です、丁寧な仕上がりでした。」
この瞬間、肩の荷が抜下り喜びと疲労感が同時に訪れる。
でもやっぱり喜びのほうが多いのは当然ですね(^^)v
ここから最初の更新記事に少しつけたして書きます。
昆布検査合格にたくさんの方々からお祝いのお言葉を貰い、みなさんが俺のブログを温かく見守ってくれていたことに感謝です。
とても嬉しいです
忙しさにかまけてご無沙汰していたみなさん、
すみませんでした
お祝いの数々を読み、みなさんが温かく今まで見守ってくれていた事を今日あらためて実感しました。
ほんとうにありがとうございます。
みなさんに俺からできることといえば昆布バカですので昆布ミニコラムを載せることにしましたのでお暇な時でもお読みください。
こちらは知床羅臼が誇る、まぼろしの天然らうす昆布走り1等級!
ここで少し昆布の見分け方を伝授します。
何故にまぼろしかというとこの天然らうす昆布走り1等級という製品は
らうす昆布採り漁の全水揚げの1~2パーセントぐらいしか上がらない貴重なものです。
全長105センチ以上、幅10センチ以上、15キロ箱詰めに110枚以内のものときめられています。
この規格を通った時点からさらに後どりでは無いものと決められている。
昆布には、走り・後どりという二種類が存在します。
1等級~4等級までは全て走り・後どりと表示されます。
素人には見分けは少しむずかしいですが、走りとは簡単に説明すると
昆布漁期間中の前半に主に上がる適度な実入りで昆布に過剰に実が入り過ぎていない
肌の綺麗な品物で白粉がなるべく少ないものとされています。
走りに比べ後どりは、昆布が成長しすぎて実が厚くなり過ぎ白粉も大量に吹き出てきています。
こうなると一番大事な出汁が走り昆布に比べ出が悪く濁りも強くなります。
または走り昆布は真っ黒というより若干茶色み(あめ色)を帯びています。
これに比べ後どりは平均に真っ黒で大きさのわりに実が厚いのが特徴です。
店頭に並ぶ商品には等級だけ表示して走り・後どりの表示が無いものも数多く見られます。
したがって等級だけでは判断がつかず等級や幅、長さのわりに安い品物はもしかしたらということもありますよ。
でも、もしかしたら善良なお店で安く販売しているのかも知れませんから店主に噛み付くことはしないでくださいね、あくまで一般論ですから。
走り1等級がまぼろしと言われる由縁は上に記した事が理由で、実入りもある程度有るのにしかも後どりになっておらず白粉も少なくとここまできてさらに規格の大きさと重さが必要で肌の綺麗なもの!
最後に走りと後どりの値段の差ですが俺たちの値決め交渉の時点で後どりが走りの約88パーセントの値段で取引されることが多いです。
検査終了合格の瞬間は昆布から秋漁へと気持ちを切り替え、めざす目標が変わるときでもある!
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